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Citi Economic Surprise Indexでマーケットを見てみる。
2012-04-10 Tue 02:54


左上:イギリス 右上:米国 左下:オーストラリア 右下:中国
過去の最安値、最高値を見る為にタイムスパンは5年程にしてある。

そもそもCitigroup Economic Surprise IndexESI)とは何か。
Bloombergが実施したエコノミスト調査での予想中央値との乖離が数値となり、予想を上回ればプラス
予想を下回ればマイナスになるのだが、直近の指標に加重を置いて平均化され、インパクトの強い経済
指標、例えばGDPや雇用統計、CPIの方が、自動車販売数などのマイナー指標よりもポイントが高いらしい。

The Citigroup Economic Surprise Indices are objective and quantitative measures of economic news. They are defined as weighted historical standard deviations of data surprises (actual releases vs Bloomberg survey median). A positive reading of the Economic Surprise Index suggests that economic releases have on balance beating consensus. The indices are calculated daily in a rolling three-month window. The weights of economic indicators are derived from relative high-frequency spot FX impacts of 1 standard deviation data surprises. The indices also employ a time decay function to replicate the limited memory of markets.

http://market-wizard-analysis.blogspot.jp/2011/12/what-tells-us-citi-economic-surprise.htmlより。
勝手に載せてしまって申し訳ないのだが、このサイトには詳しい解説がある。

このインデックスは計算方法が開示されていない上(要BBGへ問い合わせ)、使い方が少々難しい
過去最安値・最高値、ゼロラインも一応意味はあるが、元々理論上は上限、下限がある訳では無い
また、インデックス自体が上昇トレンドにある場合、エコノミストは悲観的に見ているのに対して、実際の
データは予想を上回ったという事で、天井を付けた場合は悲観的な見方が遠のいたという事になる。
大抵の場合は一度大きく下若しくは上に振れ、底または天井を付けると直ぐにトレンドが反転する。
1日に1度だけ更新される物なので、FXのように急激なトレンドの後に停滞する事がほとんど無い

トレンドが長い分だけ、または数値がプラスマイナスのいずれかに大きい分だけ、指標に対しての
反応はどんどん鈍くなり、そのトレンドが反転した時には逆の方向の乖離に対しての為替相場、
またはその国の株式相場、債券相場の反応が大きいものになるので、それを知っていれば優位性はある。
ようは、このEconomic Surprise Indexのトレンドが下落トレンドであれば、エコノミスト予想より継続的に
実数値が下回っているという事なので、上からの反転直後は下方乖離へ大きく反応する地合い、
0付近にある場合はどちらにでも反応する地合い、大きくマイナスであれば相場参加者の頭の中は
悪い数値を予想する向きが多くなる事から、ポジティブサプライズへの反応が大きくなる、という事だ。

現在ESIAUD-90を越えて過去5年で一番の落ち込みを見せており、金利市場からしても来月RBA
会合での25bp利下げは99%織り込んでいるので、欧州債務問題や米景気回復鈍化への懸念といった
ファンダメンタルを除外し、このESIと金利織り込み度からすれば、今週の豪雇用統計や今月下旬に
発表予定のPPI、CPIでは下方への乖離よりもポジティブサプライズの方が反応は大きいという事になる。
但しスポットFX市場と金利市場、債券市場では織り込み具合も全く異なり、自国経済以外の欧米中経済に
振り回される部分も多いので、ESIはあくまで上下の乖離への反応具合を想定する程度にしかならないだろう。
個人的には中国経済の減退懸念と本日の中国CPIを受けた緩和期待の若干の剥落、スペイン財政問題と
国債下落=利回り上昇、米経済回復ペースの減速懸念…と、ファンダメンタルズからして高リスク通貨で
あるAUDはまだ指標を受け素直に下落する余地があり、スポット市場では織り込みも不十分と見ている。
今月3日のRBA会合で指摘された通り、24日のCPIを見てみないとまだ何とも言えない地合いだ。

まぁ、市場参加者の心理を分析出来る面白いインデックスだとも思うので、知っておいて損は無い。
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