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ユーロの今後。
2012-05-08 Tue 13:26


ちょっと真面目に考察(`・ω・´)

ギリシャの総選挙では、与党NDとPASOKの獲得議席は149議席に留まり、実質不支持率は60%超。
Golden Dawnのようなネオナチ政党が21議席も獲得する始末で、連立協議も今のところ不調。
厳しい返済条件を突きつけるIMF/EU/ECBにNoと答えたに等しく、不確実性が急に高まった。
やり直し選挙が見込まれるが、今後は昨年みたいにEuroからの離脱は有り得ない、という状況では無いだろう。
ギリシャ総選挙が実に象徴的だったが、各国でナショナリズムの高まりが顕著であり、経済強国も
南欧諸国・周縁国も支援し受ける事に対してかなり抵抗的になってきており、政治不安が色濃い様相だ。

そもそもの原因は、欧州経済統合の過程において、通貨統合を先走り、TARGET2のような平時にのみ
正常に機能する安易な不均衡是正システムに頼り、財政統合を先送りした事にあるのは間違い無い。
そこで必ず持ち上がってくるのは、欧州財務省や欧州共同債といった財政統合だが、今更感が強い。
euro導入が決定した1999年当時の独10年債利回りは4 - 5%だったが、現在は1.6%程度。
借入コストが急増し、経済的に打撃を被るような欧州共同債をドイツ国民が受け入れられるのか?
ギリシャ人とドイツ人のような、政治格差も経済格差もある国同士が、共通の財務省を望めるのか?
一つの通貨、経済共同体の理想論としては必要不可欠だが、政治を作ってるのは国民であり、
指導者も国民に支持されないような政策を推し進め続けるのは無理で、実現性には乏しいだろう。
ネオナチ政党が21議席も獲得した事態に象徴されるように、欧州各国でのナショナリズムの高まりは、
通貨安定に必要な政治の安定に暗い影を落とす事は間違いなく、ユーロの今後の見通しは暗い。
ウォーレン・バフェットが言っていたが、欧州問題は単なるホラー映画で、どう終わるかは
分からないが、観客はただ悪い結末が待っているという事は知っている、という事だ。

週末13日はドイツ最大の経済州、NRW州の地方選挙で、メルケル率いるCDUは、最大野党SPDに
敗戦を喫すると予想されており、Eiserne M?dchenが繰り返し謳う「Fiscal Pact」は来年の総選挙に向け、
SPDが掲げる欧州危機収束に向けた「More spending, more bailout」に近づく可能性が高い。
そうなればFiscal Pact見直しを掲げる仏オランド新大統領との独仏関係、Mer-llandeの
仲はより緊密になり、欧州に必要な政治体制が整うとの期待もある事は確かだ。
が、その時にはまた確実にギリシャや周縁国で問題が持ち上がっていて、それが更に実体経済へ影響を
及ぼすので、何が何でも支援を続けeuroを守り続けるという意思を経済強国が持ち合わせているかどうか。
将来の事は分からないが、確実に分かるのは政治も経済も人間で成り立っていて、幾ら歴史が過ちを証明し
歴史家や経済人、政治家が勉強しようが、その人間の本質は変わる事が無く歴史は繰り返す、という事だ。
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