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JPMorgan G7 Volatility Index - ボラティリティの圧倒的な縮小でFXはもう終わりなのか。
2012-11-01 Thu 20:29

1992年 - 2012年現在  
白 - JPモルガン G7 ボラティリティ・インデックス
緑 - EUR/USD
ピンク - USD/JPY



今の通貨相場を一言で表すならば、暇の一言では無いだろうか。
USD/JPYが動かなければ相関性の高いクロス円も動かなし、EUR/USDや暴れ馬のGBPですら小動き。
それもそのはずで、先進主要国は軒並み金利変更の余地が無く、たまに追加緩和期待が出る程度。
金利というのは株式で言う決算や業績見通しのようなもので、通貨のメインドライバーだ。
それが全く機能しなくなっては、動意が失われてしまうのも当然だろう。
過剰流動性相場ではボラティリティは低くなるというのが相場では定説だが、そこから来ているのかも知れない。

為替取引の8-9割は実需以外の投機・投資と言われるが、その全てが為替市場での利益が目的ではない。
通貨を両替し、その先の株式・債券市場への投資、企業合併に絡んだフローは相当部分を占めているはず。
海外投資からのリパトリ、海外投資の際のヘッジフローも為替市場では大きな存在だ。
だが企業活動が低下し、投資家のリスク許容度も低下すれば為替の動きは必然的に鈍くなるだろうし、
鈍くなった市場で海外投資に際してヘッジを行う必要が無いと判断されれば、更にフローは細る。
そこに各国当局による金融業界への介入や、金融取引税の話が出れば尚更その動きは強まるのは必然だ。

だが、為替市場がいつまでも動かないのかというと、それも考えにくい
急落相場というのは上から落ちて弾んだ空気の抜けたボールのようなもので、最初に急落し、
急速に戻し、何度か浮き沈みを繰り返した後は、長い停滞、相場でいう凪相場が待っているもの。
今は凪に当たり、次に動意付くのに備えてエネルギーを蓄えている状態なんだろう。

注目したいインデックスがある。
JPMorgan G7 Volatility Indexというもので、G7通貨のボラティリティを表す指標だ。
これを見てみると、過去に2度、1996年2007年大きく落ち込みを見せた事がある。
2007年の該当時期を調べてみると、その時期は先進主要国が一様に利上げ打ち止めになった時期に
当たり、金利先高感先安感が失われ、信用収縮の序盤で投資・企業活動が鈍り始めた時期に重なる。
つまりは、投資家や企業のリスク許容度が失われ金利の見通しが不透明な今のような期間だ。
その時の相場の指標に対しての反応をFPAで見ると、やはり指標に大しての動意も著しく薄い
その後は一転して大相場となり、1年でUSD/JPY1700ポイント、EUR/USD2200ポイント動いた。
96年の落ち込みの際とその後のUSD/JPY・EUR/USD(2000年以前は合成ユーロ)の動きも同じく、
その時点では大きくボラティリティが縮小しているが、その後一転して大きな動きとなっている。

FTに為替市場のボラティリティに関しての良い記事があった。 → http://goo.gl/WQDyO (要無料会員登録)
ブレトンウッズ体制崩壊後、今年はUSD/JPY6番目GBP/USD3番目USD/CHF5番目
レンジの狭さで、金利が大きく変更されたAUD/USDですら過去40年の平均レンジより狭いらしい。
EUR/USDのレンジは、危機があったにも関わらず1996年以降で最低になる見通し。
その要因は各国の通貨安戦争にあり、金利差が縮小すれば、トレンド形成の大きな源泉である
キャリー・トレードの積み上がりと崩壊も無くなってしまう訳で、それは来年も変わらないだろう、と。
各国中銀がテール・リスクの芽を摘み取った為に、暴落によるボラティリティの拡大は考えにくく、
QEの失敗または成功裏に終わったQEの解除(米はQEではなくCE=信用緩和とも言われるが)
が為替市場をはじめ金融市場に動意をもたらす大きな要因になるだろうが、それも来年は考えにくい
ボラティリティのブレイクアウトは一層強い経済成長次第だが、1年物インプライド・ボラティリティからは、
来年の相場は2010年の様な良いボラティリティが実現する可能性が高い、という記事。

1996年や2007年のインプライド・ボラティリティのブレイクアウト後の相場の様に、かなり急激な
相場変動というのは、現状の過剰流動性相場では望めないと思うが、少なくとも来年はマシにはなりそうだ。


相場は生き物だし、生き物なら休みたい時期だってある
ボラティリティが無く以前のように利益が出ないからと、無理にリスクを無駄に取ってエントリーしても、
それはリスク管理の観点からも褒められる事では無いし、メンタルが弱っている証拠なんだろう。
今年は個人的にもそういった経験をしたが、やっと落ち着いてきた。
一度収益目標や最低ロットサイズを決めてしまうとなかなか過去にこだわって変えられず、結果
相場に合わせて適切なリスクを取れなくなるものだが、ようやく相場とリスク許容度が合ってきた。

一度勝ち方を覚えたならば、それを一時の暴走や歯車のかみ合わせの悪さで失くすのは勿体無い。
何としても相場から逃げないという気概で、生き残って次の大きな収益機会をじっといつまでも待つ。
外資系企業のように常に「forward、forward、forward」で、しつこい位に相場にしがみつく。
何度だって失敗しても良いし、原資が無くなったらまた貯めて挑戦すれば良い。
裁量トレーダーもシステムトレーダーでも、勝ち続ける為に必要なのは70%メンタルの強さだと思う。
負けてヘコんでもしつこい位に続けるというだけで無く、やる気や意志という意味を含めて。
随分とメンタル面やリスク管理について勉強をした年だったな、としみじみ思った1年だった。

ほんと・・・今年は色々と疲れたよ(´・ω・`;)
今月来月は忘年会に勤しんで、来年また頑張ろう(`・ω・´)
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