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ファンダメンタルズを勉強してみませんか?
2013-03-21 Thu 13:09


ファンダメンタルズは難しい目で見えないからよく分からない。不要。
指標はノイズ指標トレードはギャンブル

そんな話をよく耳にする。果たしてそうなのだろうか


例えば英製造業PMI
3月1日の発表分は、前回50.8、予想51.0に対して47.9だった。
結果、激しいポンド売り。僅か30分程でポンドドルは150pips程度も下落した。



この事から何が得られるか。

・事前予想と実際の数値の乖離が-3.1というのは、かなり大きい。
・最近のポンドは、指標が悪ければ継続的に大幅に売り込まれる可能性がある。
・なるべく逆張りは避け、順張りの方がリスクが低そう。


そして3月5日のサービスPMI
事前予想が51.0、前回が51.5だったのに対して、結果は51.8
前回から悪化予想だったのが逆に良い結果となり、大きくポンドが買い戻される事となった



乖離としてはたったの0.8
だが、最近は英経済に対して悲観的な見方がかなり強く、市場は大きくポンド売りに傾いていた
結果として、少しの光明だけで押し目も無く10分程で70pips程度の上昇。というか買い戻し
このポジションの傾き、というのがファンダメンタルズでは大きな意味を持つ。


ポジションの傾き、偏りというのはシーソーみたいなものだ。
例えばEUR/USD
欧州や米国、世界的な経済状況に応じて、市場参加者が思惑を持ってどちらかを買うから相場は動く

EURが対USDで上昇すると思っているサイド、A。 → EUR/USD買い
EURが対USDで下落すると思っているサイド、B。 → EUR/USD売り


シーソーが動くのは、それぞれのサイドに人が乗った時だ。
では、大きく動くのはどんな時だろうか

・どちらかの側の人々が一斉に逃げ出した時
・どちらかの側の人々が一斉に逃げ出し、すぐに逆側に乗った時


この2パターンが出てくるのではないだろうか。
では、逆に考えて動かないのはどんな時だろうか

・乗る理由が無い時 → 指標結果が予想通り、もしくは予想に近ければ近い程動かない。
・今から乗っても意味が無い時 → ずっと悪い指標ばかり出ていれば、事前に織り込まれて反応が鈍い。

この後者のパターンは、シーソーで言えば皆が皆同じ側に乗っている時だ。


シーソーに乗る人間が全員で5人としよう。
最初の2人はそれぞれ違う側に乗って均衡が保たれている。
3人目がAサイドに乗ればA側に沈んでいくが、まだ小気味良いバウンドをしている
が、4人目5人目とまたAに乗ると、段々とバウンドが少なくなり、地面についてほとんど動かなくなってしまう

その5人の内、Aサイドの4人が一斉に降りたらどうなるだろうか
一気にバーンと跳ねるように動き、Bサイドが急激に上昇するだろう。


これがポジションの傾きであって、ファンダメンタルズの基本となっているものだ。

3月1日の英製造業PMIが大幅に下方乖離してポンドが大きく売り込まれたというのは、
シーソーがまだ緩やかな傾き、若しくは均衡にあった状態から、ポンド売りサイドに人々が殺到し、
ポンド売りサイドに乗る人々がようやく落ち着いて、底値圏で張り付いたという状態だ。

そしてこんな状態で3月5日の英サービス業PMIを迎えた。
かなりの人々がポンド売りサイドに乗っている状態だったので、少し良かっただけでも皆一斉に跳び出した
結果、+0.8の乖離だけで10分間で70pipsの上昇。
チャートもどことなく焦って人々が出ているようには見えないだろうか




相場参加者が未だ英経済に対しては著しく悲観的な見方をしている中、3月7日にBOE会合があった。(上)
市場予想は4分の1程度の確率でQE枠の増額
結果はQE枠(APF)据え置きで、ポンドは大きく買い戻される事に


この"市場予想"というのはそもそも何か。
経済データやニュースというのは、通信社と呼ばれる会社が集計・配信・速報を行なっている。
ロイターブルームバーグ、クイック、MNI、CQGなどがその代表だ。

例えばブルームバーグではこのように、様々な銀行やリサーチ会社が発表した予想を集計して出している。



これが市場予想の根幹であり、ここで出た予想の中央値が指標の予想データ値になる
375億ポンドでBOEがQE枠据え置き、というのは29/39人≒74%織り込み済み、という事だ。
この織り込み済みの数値から乖離した結果が出ればサプライズとなり相場が動くことになる。

74%据え置き予想だったが、最近の英経済の弱さからBOEが追加緩和をするのでは、と考えていた
人々も多く、ポジション的には74%という据え置き予想以上にポンド売り持ちが多かったのだろう
そのせいか初動で100pipsもポンドドルが買い戻された

・市場予想=トレーダー心理=トレーダーのポジション状況=ポジションの偏り、では無い
・市場予想≒トレーダー心理≒トレーダーのポジション状況≒ポジションの偏りという事になる。

市場予想というのはあくまでも銀行等のエコノミストが出すもので、絶対的なものでは無い
あくまでも予想と乖離すればどちらに動きやすい、という確率的なものだ。
それはテクニカルでも言えるだろう。
例えRSIが80に達したから、といって必ず売られるのでは無く、あくまでも売られやすいだけだ。



ファンダメンタルズというのは確かに最初は取っ付きにくいし、何を勉強していいか分からないのかも知れない。
が、頭の中で理論的に現状の相場が整理出来て、その通貨はどう動きやすいか、というのが把握出来る。
ポンド(英指標、英経済)で例えれば、下記のような事が挙げられるだろう。

・ポンドは今の相場で売られやすのか、買われやすいのか
・ポンドは良い指標に対してどんな反応が出やすく、上下どちらがサプライズとなり激しく動くのか
・最近の英指標からして、どんな傾向があるのか
(・該当の指標の直近3ヶ月、または数ヶ月の動きからしてどんな傾向があるのか)


つまりは、相場観が身に付くという事だ。

プロのディーラーは無論、自分なりの相場観を持っている
相場観を持ってこそ一人前のディーラーというものなんだろう。


何年もこの世界で生き抜くには取引上のリスクを限りなく低くする術を学ぶ必要がある。
勿論、それがテクニカルであっても良いし、テクニカルを否定するつもりは毛頭無い。
だが難しいからと言ってファンダメンタルズを敬遠する事は、自分の可能性を限定する事にならないだろうか。

目の前の材料やポジションの傾きから、どちらにどんな風に動きやすいか、という事。
それがどれだけ取引に際してのアドバンテージとなるか
それを不要、なんて聞くと、ただただ勿体無いなと思ってしまう。


最後に、よく耳にする事がある。
トレードがつまらない、トレードは苦痛、トレードは生活する為に義務的に行なっている、という事。

取引サインが出たら取引する、というのは確かに何年もやればつまらないし飽きて当然だろう。
ファンダメンタルズではそんな事は無い。

昨日何があったから今はこんな相場だ。
最近の英指標はこんな感じだからこんな風に動きやすい。
あの材料が出てくれば一気に買い戻されるだろう。

こんな情景が日々変化していく
もう専業トレーダーで7年目になるが、飽きるという事が未だに分からない。
自分で情報を整理して推察し、更にリスクが軽減出来てまた一日でも長くトレーダーとして生き残れる。
自分の相場観が当たれば素直に嬉しいし、結果が出て更に嬉しい。
こんな忙しくも充実した日々で、何に飽きる事があるだろうか


FX初心者の人。
中級者で更に成功したい人。
そして取引サインが出てクリックするだけの日々に飽きている上級者。

今日から、ファンダメンタルズを勉強してみませんか?
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