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「ゴールデンウィークの円高」は本当かどうか検証してみる。
2013-04-28 Sun 15:56


画像は直近10年分のドル円のチャート
まずはゴールデンウィーク前後を含めた4/27~5/7まで。
多少円高傾向には見えるが、そこまで顕著では無い
10年中、円高になったのは6回で、円安になったのは4回だった。

変化率を計算してみると、
4/27~5/5 = -0.42%  4/27~5/6 = -0.68%  4/27~5/7 = -0.37%
となり、やはり数字で見ても軽度の円高になる、という程度
ちなみに、2006年は5/5が、2005年と2011年は5/6が金曜だったので、金曜日終値時点の変化率で計算した。




次はゴールデンウィークを前半、後半に分けて考えてみたい
前半は27日~30日の4日間、後半は1日から7日までの7日間に設定してみる。

上のチャートは前半の4/27~4/30までの部分
土日が入る年もあるが、変化率を計算してみると、4/27~4/29 = -0.11%  4/29~4/30 = -0.11%
となり、大きな変動は無い事が分かる
直近5年に絞ってみても、変化率はほぼ同じようなものだ。
ただし、円高になった回数は過去10年中7回で、回数で見れば多い



そして後半部分の5/1~5/7までの一週間
変化率は、5/1~5/5 = -0.49%  5/1~5/6 = -0.75%  5/1~5/7 = -0.44% だった。
ゴールデンウィーク後半部分だけに絞れば、少し円高傾向が鮮明になるみたいだ
が、円高になったのは5回で、円安になったのも同様に5回だった



最後に直近5年分の、ゴールデンウィーク後半部分のドル円変化率チャート。
変化率は 5/1~5/5 = -0.48%  5/1~5/6 = -1.14%  5/1~5/7 = -0.76% となった。
特に2010年の、ダウ平均株価が数分で998ドル下落した「フラッシュクラッシュ」によるものが大きい
2010年を除けば大した変動は起こっていない事が確認出来る



結局のところ、緩やかな下落傾向が確認出来るかも知れないが、鮮明では無い
円高になる場合は多少下落幅が大きくなる、程度ではないか。
「sell in May」と同様に、実証が難しいアノマリーという事なんだろう
アノマリー:変則的事実。理論では説明できない株価の規則的な現象。

ところで、第一週目というのは重要指標が相次いで発表され、特に米雇用統計(NFP)は注目を集める。
NFPの上振れ、下振れとゴールデンウィークの円高というアノマリーに関係があるのか、と調べたのが↓。
2012年 5/1~5/7変化率:-0.21%() NFP予想:+160k NFP実績:+115k() ↓↓
2011年 5/1~5/7変化率:-0.74%() NFP予想:+185k NFP実績:+244k() ↓↑
2010年 5/1~5/7変化率:-3.12%() NFP予想:+190k NFP実績:+290k() ↓↑
2009年 5/1~5/7変化率: 0.00%() NFP予想:-600k NFP実績:-539k() -↑
2008年 5/1~5/7変化率:+0.29%() NFP予想: -75k NFP実績: -20k () ↑↑
2007年 5/1~5/7変化率:+0.19%() NFP予想:+100k NFP実績: +88k() ↑↑
2006年 5/1~5/7変化率:-0.69%() NFP予想:+200k NFP実績:+138k() ↓↓
2005年 5/1~5/7変化率:+0.02%() NFP予想:+174k NFP実績:+274k() ↑↑
2004年 5/1~5/7変化率:+1.69%() NFP予想:+170k NFP実績:+288k() ↑↑
2003年 5/1~5/7変化率:-1.82%() NFP予想: -60k NFP実績: -48k () ↓↑
前述の通り、2010年はフラッシュクラッシュがあった為に除外した方が良いと思う
それ以外を見てみると、NFPの上振れ、下振れと5/1~5/7の変動傾向は、9回中7回は整合していた

勿論為替相場は単独の要因で動くようなシンプルな物では無い
第一週目というだとECB理事会や中国指標、ISMやADP、欧州情勢なども変動には寄与しているはずだ。

だがゴールデンウィークに限って見れば、結局NFP次第という事なのかも知れない
果たして今回はどうなるだろうか。
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