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セリクラ or カームダウン
2011-08-05 Fri 17:07


左上:イタリア10年物国債利回り 約0.64%上昇
左下:米国10年物国債利回り 約0.62%下落
真ん中上:ゴールド先物価格 約50ドル上昇
真ん中下:DJI9月限 約900ドル下落
右上:AUD/CHF 約800ポイント下落
右下:NY原油9月限 約14ドル下落

上が、7/29(赤線)の米GDPショックから今までの値動きの幅。
米国の債務上限引き上げ+格付け問題で揺れていた29日だったが、
何とか月曜日に一段落すると今度は違うテーマに焦点が移った模様。
イタリアとスペインも注目の的だが、やはり今回は米景気が一番の焦点。
比較的値動きの荒いイタリア国債の利回りが約0.64%上昇した間、債務上限問題等を経ても
質への逃避先としての債券市場での信頼は変わらない米国債は、何と0.62%の利回りの上昇。
2008年の秋から冬の米国債利回りの変化幅が約1.5%なので、今回は相当酷い状況なのかも知れない。

リスク回避は、大抵リスク通貨=EUR、GBP、AUD、NZD、CAD安 + JPY、CHF高、
それに加えて債権安=利回り高、株安、商品安、貴金属(ゴールド)高という形になる。
どこで火が付くと大抵は連動して全般的なリスク回避に繋がるので、それでも怖いのだが、
それ以上に怖いのが、例えばゴールド安にもなるといった、一般的なリスク回避と違った場合。
リーマンショックでの相場がそうだったように、全てのプロダクトが激しく下落するといった場合、
機関投資家が行っているヘッジ付きでの裁定取引に支障をきたし、普段であればヘッジ分で損失を
賄えるものの、その場合は想定外=ヘッジしているつもりが出来ていない為、マージンコールに追い込まれ、
泣く泣くヘッジとして買っていた・売っていたものを手放さざるを得なくなる。
異様にリスク通貨が売られる場合も、何とかヘッジを掛けようと資金が円とフランに流入している証拠。
つまりは、巨大な機関投資家のポジションの解消、それを何とか回避するためのヘッジ、という事。
リーマンショック時のゴールドの下落は、そのような事態に追い込まれた為だと思う。
ちなみに、そこら辺は名著「ザ・クオンツ」を読むと非常に面白いかもしれない。

今のところは以上に米国債が買われている=利回りが低下中という事が目立つ位だが、これに加えて
例えばゴールドまで売られる事態になったり、円やフランが最高値を超えて激しく上昇する場合になると、
Selling Climax、いわゆるセリクラの可能性が一段と高まり、相場が崩壊寸前に陥る可能性が高い。
東日本大震災の際は一時的だったものの、これが米国を中心とした世界的な景気後退だと深刻。
今のところは国際機関からの買いとみられるEUR/CHFの上昇、更にはECBのレートチェックの噂、
それに加えてユーロ相場の落ち着きを受けてか、イタリア10年物国債の利回りも高値から0.2%も下落し、
ユーロが買い戻される形でリスク回避が一服しているので、NY時間までは何とか保てるかもしれない。
が、この後のNFPを受けた反応次第では、どちらにでも激しく動く可能性があるので、実に注意。

ただ一点気になるのが、GI24にも記事があった、T-bill=1年以内に償還される
米財務省短期証券の利回りが実質的にマイナス金利に陥った、という事。
見たところ、T-billはT-noteの1.5倍程度の流動性があるので、これが逃避先として機能しないと考えると、
10年物国債を筆頭としたT-noteに雪崩れ込むのは当然で、現在の利回り急落も納得出来る。
だが、これ以上の一段のT-noteの価格上昇は他の市場の崩壊を招く恐れもありそう。
なんにしても、今日のNFPとその後の相場は、一段と注目。
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