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Go Phillipp Hildebrand !!
2011-09-21 Wed 16:25


昨日のどこからともなく流れた噂・・・「今週中にSNBがEUR/CHFの目標水準を1.25へ」。
相場は瞬時に反応し、あっという間にEUR/CHFは150ポイントの上昇。
その後も下値は堅く、先程もストップを巻き込んで(?)150ポイント程上昇。
悪夢の9/6の17時までの動きに近いような・・・。
その時は事前に観測があって、中東勢などが積極的にEUR/CHFをロングしていたらしい。
今回もその事前の動きと重なる部分があるので、17時などの節目には十分に注意したい。
クロス円と同じく、予想される時間に掛けて織り込んで失望売りとなっているので、17時もそうなるか。
でも、今日はBOE議事録とFOMC中心にマーケットが素直に動いて欲しいから、
せっかく大した指標も無いし、明日か明後日にしてくれないかな、Phillipp?

ところで、一部のアナリストは「SNBが噂を否定した」と書いているものの、それは間違いでは。
SNBは単にコメントを拒否しただけで、否定も肯定もしてはいないはず。
コメントを拒否した、と、コメントを否定した、っていうニュアンスの違いの重要さは計り知れない。
コメントを拒否して否定も肯定もしない、というところが、またSNBとBOJの賢さの違いだとも思う。
そこらへんは、小物の元暴走族でも、国のトップになってから書店に並んでる本で勉強するようなバカでも、
誰でも財務大臣になれる某与党、白川総裁みたいな学者のお偉いさん(笑)には分からないんだろうね・・・。
実に美しい国だと思います、日本。



週末にメルケル率いるCDUがベルリン特別市ので惨敗したものの、連立パートナーのFDPは更に支持されず。
ギリシャのデフォルトとユーロ圏の崩壊を煽って失敗した模様で、まるでどこかの連立パートナーみたいな。
野党のSPDには負けたけどFDPは議席を伸ばさなかったから、メルケルのおばちゃんも複雑だろうね。
でも本音としては、ギリシャ自身が国民投票の結果でユーロ離脱を表明して欲しいのでは。
国民投票実施のニュースが出た時点でユーロは相当荒れるから、要注意。

取り敢えず目先はBOEのQE賛成者の人数と、FOMCでのツイストオペ+αに注目。
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ディーラー烈士伝 THE FxACE Part.1
2011-09-10 Sat 20:23

http://forexpress.com/trader/tfx.html

FOOREXで連載されている、香澄ケイトさんの元プロディーラーへのインタービュー。
FOOREXは毎日欠かさず見ているが、この連載は秀逸。
そこらへんの書店で売っている「毎日がお小遣い」「○○万儲ける」「○○分析で勝つ」みたいな本を
1000円やら2000円出して買うのであれば、このインタビュー記事を見た方がはっきりいって100倍役立つ。
何より、インタビューの対象者が素晴らしい面々で、そこらへんで胡散臭いセミナーをやっている連中では無い。
一流の銀行で、それなりに活躍をしてきた人々ばかりだ。
尊敬する水上さんや西原さんへのインタビュー記事もある。
(以前も書いたが、水上さんのコラムは数年分全てを読む価値がある。http://www.gci-klug.jp/mizukami/
 また、西原さんの相場の材料を見る目は凄い。http://www.saza-investment.com/fx-club/nishihara/

少々先人の考え方を抜粋させて頂きたい。


Vol.1 中山 恒博 氏・後編
儲けられるディーラーは、臆病でありながら、儲かっている時には早目に利食わない勇気と、損している時に早目に損切りをする勇気を資質として持っていると思う。
相場もまさに今どの程度ガスが充満しているかということを肌で知るということ

Vol.2 酒匂 隆雄 氏・後編
ディーラーとして長生きできるかどうかの分かれ目は、どれだけ損を小さく抑えられるかに掛かっている。
熱くなった時点で負けるから、とにかく冷静さを維持できる仕掛けを作っておかなければならない。

Vol.3 大倉 孝 氏・後編
頭の方はある程度は普通にあるのが前提なので、残るは体力勝負だ。他には、精神的に安定している、集中力に長けている、記憶力が良い、勝負事に強い、人間洞察力に優れているなどが挙げられると思う。
損切りはいくら以上はやられないようにと、元々バジェットの範囲内で自分が設定するものだ。いくらまで儲けたいというのは、逆に言えばここまでやられたらそれで終わりと言うことになる。そう考えれば、おのずとポジションの枠が決まってくる。

Vol.4 久保田 進也 氏・後編
何よりも健康でなくては長続きできない。また、優れたディーラーに共通するのは集中力と決断力を持っているということ、そして常に前向きでいられることだ。
プライドのある人はダメだ。自分に持っているのは構わないが、人に対して自分のプライドを見せつけるのではなく、ある程度捨てて、フレキシブルに動ける人でないといけない。勝ちを吹聴する人を、本当のディーラーは非常に冷たい目で見る。負けを負けとして認めることができて、それを笑えるぐらいの人はすごい。
ディーリングの決断までは1秒しか許されてないと思っている。1秒の決断力を発揮するための準備が非常に大切だということをものすごく感じる。

Vol.5 高橋 征夫 氏・後編
ビジネスである限り、継続し、かつ次第に利益を大きくしていかなくてはならない・・・ディーリングを継続し、かつ次第に利益を大きくできないのなら、為替ディーラーとしては向いてないということになる。
ィーラーは絶えずこの天秤の軸をしっかりとさせておいて、皿の上にそっと乗せられた羽一枚の重さを敏感に感じ取れるようにしておかなくてはいけない。そうすればこの羽一枚が乗せられる前と乗せられた後の微妙な差を感じとることができるのだ。
まず言えることは、この世の中にカリスマディーラーは存在しない。僕を含めて誰もここから先が見えないのだ。それを見えるようなフリをしている人は嘘をついている。
どうすればツキが良くなるかは、一生懸命やることが最低条件になるが、だからといって、一生懸命やれば、必ずしも良い成果が生み出せるわけでもない。ツキをなくすことは簡単で、自分の腕前を吹聴し出すと、不思議にツキはなくなりスランプに陥るケースが多い。

Vol.6 宮崎 晃一 氏・後編
ヤンキーな連中は、西部開拓史をやった人達だから、彼らは地雷に引っ掛かるけれど、その後をまた踏み越えてどんどん行くから、大相場が取れる。農耕民族は勇気が足りないのだと思った。

Vol.7 上原 治也 氏・後編
ディーリングは個人の資質に依る事が極めて大きい
人間は失敗を糧に成長する。ミスをどう次に活かしていくかが、その人の成長に繋がる点は為替の世界でも同様だ。何度も同じ轍を踏むような人は為替には向いてないかもしれないが、一度や二度ぐらいのヤケドはどうってことないのだと思う。
やっぱり、once a dealer , always a dealer .なのだ。

Vol.8 佐藤 三鈴 氏・中編
常に挑戦させられていたのは、マーケットの動きの中で、自分の意思に従って、自分がどう動いていくかということでした。そのときに、買うと決めたら、優先順位で瞬時に行動する。どこの銀行からプライスをもらうのが一番良いのか、あるいは、マーケットのブローカーを叩いたほうが良いのかなどを、一瞬の反射神経的動きで行うのです。そしてまた、その結果がすぐ出る世界なのです。実際、こういった一瞬でのアクションを身につけられなければディーラーとしてはやっていけません。

Vol.9 大熊 義之 氏・後編
現在は、為替介入をまったくやらなくなっていて、それは、やっても動かないと思っているからなのだろうが、決してそんなことないはずで、やりようではないのだろうか。
ディーラーは、切り替えが早く、前向きに行動する人の方が良い結果をもたらしているように感じられた・・・おかげで僕も、こと仕事に関しては、スパッと割り切って考えられるようになり、やはり前向きに生きていかなくては、人生は楽しくないなと思うようになった。

Vol.10 藤井 和雄 氏・後編
為替は、海面にほんの少しだけ出ている氷の部分だとよく比喩的に言っている。海面下の氷塊がどの程度大きいか、形状がどうかは海面上の氷片に凝縮されている。・・・経済、政治、社会、などの様々な現象の凝縮されたものが、為替となるのである。したがって為替の動きを見れば、世界が見えてくる。為替を知ることは、世界を知ることに通ずる。
いろいろ積み上げて理詰めで考えていくタイプの人間にはまず向かない。変数が多いし、ダイナミックだから。絵画鑑賞のように、一瞥で絵を読み取る、水平思考型のほうが合う。
バーナード・ショーの「He who can, does. He who cannot, teaches. (できる者は自分でやる。出来ない者は人に教える)」ということわざになるほどと頷く節がある。


結構な量を抜粋して香澄ケイトさんには申し訳ないのだが、これ程為になる特集は無いと思う。
ボイスブローキングやテレックスの時代で、今とはボラティリティも違ったにしろ、先人に学ぶ事は実に多い。
というのも、マーケットというものは相場参加者の心理で、歴史は常に繰り返す物である。
アルゴリズム取引が増えてはいるものの、その仕組みを作っているのは所詮人間。
1730年の堂島の米取引から、本質という物は変わっていないと思う。
だからこそ、一流の銀行で活躍された方々に学ぶという事で、きっと個人でも生き延びる事が出来るはず。
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AU Employment Change on September 8th, 2011
2011-09-08 Thu 16:21


対象:Employment Change Data
予想:+10k
結果:-9.7k
乖離:-19.7k

新規雇用者数は-19.7kで失業率は5.3%で+0.2%という悪い内容。
AUD/USDは55pips程度、AUD/JPYは45pips程度1分で下落。
先月は下値で某アジア系のSWFが買い上げた、という噂でメチャクチャだったが、今回はいつも通り。
Fibonacci RetracementにMA、TL(抵抗線、支持線)が上手く機能した展開に。

【AUD/JPY】
1分で45pips程度下げ、下値から取り敢えず38.2%戻し、下値を目指すもまた23.6%に戻り、
更に50.0%戻した後は上値と下値を抑えられ、三角保ち合いをMAに抑えられ下に抜けた後は、
23.6%を抜けたと思いきや下げ渋り、また下値を切り上げつつ、先程の三角保ち合いの上値の抵抗線を
破り、LWMA(21)も突破して50.0%戻しに行き、この辺りでもはや指標の影響は無くなる形に。
ただ、11:10頃にやはりTLを破って下げは加速していたので、やはり素直にブレイクアウトは狙えた。

【AUD/USD】
1分で55pips程度下落した後、23.6%との往復を繰り返し、その後は38.2%戻しのポイントとLWMA(10)に
抑えられて上値を確認、その後保ち合いを一旦下にブレイクするもすぐに戻し再度下値を切り上げ、
LWMA(21)と保ち合いのポイントでやはり反落し、その後は再度下値を切り上げ先程の上値のTLと
MA群を抜き、一気に38.2%まで戻すも、その辺りでドル売りの勢いが切れて再度反落する形に。
豪ドルが先導していたのかユーロが先導していたのか分からないが、45分辺りからは全般的な
ドル売り、11時を過ぎた辺りからのドル買いがあったので、15分程度で済ますのが無難だったはず。
ただAUD/USDも一番なだらかな下値の支持線をブレイクするポイントではエントリーも出来た。

前回と違ったのは、S&P/ASX 200と豪10年債利回りが共に、しっかりと下落していたという点。
先月は某SWFによる大幅な豪ドル買いでASXも利回りもすぐに反転していたので、しっかりと
株価指数や債券利回りをチェックしながらFibo等も織り交ぜれば、十分にトレード出来たと思う。
値幅とpips辺りの利益を考えれば、ストレートよりもオージー円の方が効率が良かった。
その点は反省。

しかし、久々に典型的な、FiboやTLがワークするチャートを見た感じがする。
30pipsでも動けば凄い動いたと思ってしまうこの相場は、正直言ってやりにくい。
30pipsで23.6%が7pips程度なので、やはり資源国通貨なら30pips、英米指標であれば
25pipsは動いて、38.2%を狙いたいところだが、最近はそれすらままらない。
ドル、ユーロ、ポンド、フランがこれだけ同時に弱いと、方向性が定まらないのも無理はない。

LIBORの上昇、フィンランドのギリシャへの担保要求、メルケル率いる与党CDUの惨敗、その他諸々、
と材料は揃ってきたので、そろそろ大相場がやってきそうだとは思うのだが、目先のトリシェ総裁の
Second Last会見、明日2時からのバーナンキ議長の講演、明日朝8時のオバマ大統領の雇用創出案、
あとはWSJが報じた20-21日のFOMCでの「非伝統的手段」への期待で、何とか支えられているのかも知れない。
ギリシャへの担保要求と融資問題、それから銀行セクターへの懸念が深まらない限り、下旬までは持つか。

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記念に・・・F**k you SNB
2011-09-07 Wed 07:06


EUR/CHFの為替レート誘導目標を1.2000に設定する、という、ユーロペッグ宣言。
更には「痛みを伴うだろうが、無尽蔵に外貨を購入する用意がある」、と。
EUR/CHFはものの15分程度で1,100pipsの大暴騰、GBP/CHFに至っては1,200pips。
ヒルデブランドにジョーダン、アホなのか。
ECB「SNBの決定に留意する」。
BOJには不快感を示しておいて、それ以上にやったSNBに対しては留意だけとか、アホなのかw
所詮ECBも身内の域内諸国(EUに属してはいないが地理的に)には甘い。

常に他国に先んじて色々とやって失敗するSNBだが、マーケットは取り敢えずOver Reaction。
それでいてアナリストは一様に懐疑的な見方を示しており、今後は1.2000をめぐって激しい攻防になるだろう。
ペッグ制と言えば、思い出すのは70年代のスイスフラン、それから92年からの一連の通貨危機。
ポンドに始まりアジア通貨、ロシアルーブル、ブラジルレアルへと危機が伝播した90年代。
恐らく全てにおいて、ソロスのQuantum Fundを筆頭としたファンドが中央銀行相手に勝利した。
こういったペッグ制の相次いだ崩壊を経験したからこそ、今の各国中銀が口を揃えて言う
「マーケット本位の為替レート」が叫ばれるようになった訳で、SNBは明らかに流れに逆行している。
SNBに敬意を表してユーロをフランに変えたり、ユーロを対フランで買うのは止めます、という
何とも立派な志を持ったファンドや銀行がこのマーケットに果たしているのだろうか?

となると、今回は「無尽蔵な外貨の購入」がどれ程本気のものなのか、という事になる。
通貨危機が発生したのは、全てが全て実体経済及び実質レートにそぐわなかった為だと思う。
そこで空売りをおこなったとしても、対外貨で該当通貨が大幅に下落する事は考えられないので、
介入やフラン預金への課税を伴わない限りは、非常に魅力的なショートの対象になる可能性が大きい。
というのも、ファンダメンタルから乖離し、外貨、特にペッグしたユーロの魅力が無ければ、
該当通貨ペアの上昇は一般的に望めず、リスクは限定的、で利益は無限大のコールオプションのようなもの。
フラン預金課税や資金流入規制を行えば、株式市場や債権市場への影響は計り知れないので、
そこまでの措置に踏み込むとは思えず、何とか手探りで1.2000のラインを守る、というだけだろうか。
70年代と同じく悪性インフレに悩むのか、それか無理でした、とペッグ制を早々に放棄するか見物。
ユーロ相場へのスイスフランの影響が減った、という点では、SNBには感謝。

だが一番の問題は、この時期にこのタイミングで、更には対ユーロでのペッグを採用したという事。
ギリシャ問題、PIIGS諸国の問題、更には欧州の銀行の債権エクスポージャーと評価損。
ドイツの何とか銀行頭取は、今の欧州の銀行のシチュエーションは2008年よりも悪いと言い、
どこかのお偉いさんは、債権の評価損を時価評価すれば、有名な銀行が何行破綻するか分からない、と言う。
メルケルが党首であるCDUはお膝下で惨敗し、イタリアやギリシャも赤字削減公約を守れない可能性大。
世界景気の2番底、マーケットのクラッシュ、そしてユーロ崩壊へと着実に歩みを進めている。
VIXはまだ37.00に留まっているものの、2008年と同じく3ヶ月物LIBORは上昇中。
リーマンショック前後に見られたCDOへの激しいエクスポージャー懸念が今度はソブリンデットへの
エクスポージャー懸念になり、銀行間の貸し出し懸念、マーケット大クラッシュ、となるのだろうか。
ギリシャでEFSFは精一杯だろうに、それがPIIGSに波及したら打つ手はあるのだろうか。
格下げを受けた後すぐの大クラッシュでも、米議会はマーケットを意識して対策を打つ事が出来るのだろうか。
世界的に緊縮財政で余力が無い中、ここにソブリンデットショックが来たらどうなるのだろうか。
近代史の中でも今の状況は、歴代1位の悪さと言っても過言では無いだろう。

ユーロとフラン相場+UBSやクレディスイスの面倒を見なきゃいけないなんて、SNBにとっては地獄。
片や日本政府とBOJは円高無策、で邦銀はリスクが怖いから、大して影響はないんじゃないだろうか。
日銀がドル供給して、為替スワップ結んで、少し緩和したお(`・ω・´)程度なはず。
それからどうせ邦銀は、欧州や米国で銀行懸念が持ち上がった際、ババを引かされる役w
良い意味でも悪い意味でも、いつも日本は蚊帳の外で、何かあったら非難されるような役回り。
そりゃあしょうがない。
政府や日銀の東大出のエリートって言ったって、主体性もビジョンも無いだろうし。
十分に緩和的政策を取っていて、これ以上の緩和は需要が追いついていないから必要無い by 白川。
確かに大幅に需要が供給に見あっていないだろうが、海外のメディアや学者はそう思っていない事が多い。
何か大胆な事に踏み切って非難されるのが嫌なだけなんじゃない? Mr. Chairman。

あーあ、嫌な日だった(つω-)Zzzz
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日本とカナダの差。
2011-09-05 Mon 03:38


失われた20年の最中を彷徨っている日本と、片や安定して成長を続けているカナダ。
GDPで見れば日本は世界3位、カナダは世界11位で日本が上回ってはいるが、国力、違う言葉で
言うならば、勢いがある国として選ばれるのであれば、間違いなくカナダの方が勢いはあるだろう。
一体何が違うのだろうか。

州間の対立が度々あるものの、政治は安定しており、軍事力もまあまあ、経済の規模は比較的大きく
安定して成長しており、国土は世界で2番目に広く、その分資源も多く、教育水準は高い。
一方日本と言えば、常に政治不安、政治不信が付き纏い、軍事力はあるものの行動力は著しく制限されており、
経済力はあれど規模は目下停滞&縮小中(名目GDP)、エネルギー資源も乏しい。

学力=知識量というのであれば、学力は日本の方が上だろう。
実際、中高生の学習内容を見れば、日本の中高の方が、内容としては比較的難しいし、学ぶ時期も早い。
だが、応用力や発信力、論理的思考やIdentityの確立といった、教育の質については、カナダには勝てない。
カナダの高校を卒業する際ほとんどの州で、Provincial Examと言って、州立試験にパスする事が求められる。
だからこそ、公立高校のレベルはほぼ一定で、更にはかなり高い水準にある。
大学は国土の割に然程多くはなく、その分競争率も競争力も高い。
高校からダイレクトに大学に入るには、少なくとも10段階中8、または9は必要になる。(avr. ≒ or > A- in GPA )
その過程で脱落者も多いが、転入制も根付いていて、Community Collegeが補完している。
また大抵の場合は単位制が多く、履修さえすれば飛び級も簡単で、高校生でも大学のプログラムを受けれる。

上のProvincial Exam(BC州)と、日本のセンター試験を比較すると面白い。





特に数学や物理など、内容自体は日本のセンター試験の方が難しいかも知れない。
だが、設問の内容が全くと言っていい程異なるのが分かるかと思う。
センター試験はほぼ選択式なのに対して、Prov. Examは数学も含め20-50%程度は記述式になっている。
TOEFLでもそうだが、限られた時間でその場で与えられた物に対して、文章を書くというのが非常に多い。
Math 12のテストのように、公式表が付いていて、更には関数電卓の持ち込みもOK、ただし途中式も重要で
記述する問題もあるという、日本では考えられないようなテストがカナダでは当たり前になっている。
つまりは、知識を詰め込んだだけでは然程通用しない、という考え方なのかも知れない。

どちらが良いのか、というのは一概には言えないが、教育現場を見れば明らかだと思う。
高校から落第する生徒も結構居て、マリファナやタバコが高校生にも蔓延していはいるものの、
毎日、毎週課題を与えられて、毎日出席して勉強して、放課後は勉強をして週末には何時間も
課題に費やす、というのが当たり前のカナダの環境だと、生徒自身の勉強に対する姿勢も日本とは違う。
カナダでは高校、大学=出席をして課題を提出し、QuizやExamで良い点を取りつつ遊ぶ場、で、
日本の大学のように、受かって入学して、バイトして遊んで寝る場所、という認識はほとんど無い。
(勿論大学間での格差はあるだろうが。)
そもそも、大学=楽しいが辛くて過酷な場所というのが当たり前で、大学=サークル、ゼミ、遊び、では無い。

教育の過程で、自ら学んで積極的に授業に参加し、論理的に考え自分の意見を述べる、という事を学ぶ。
それを経験し、高校のハードな教育に耐え、難関な大学に入学し卒業するからこそ、その後社会に出ても
自ら学んで自分の意見を積極的に言い、またそれによってIdentityも確立されるのではないだろうか。
よく日本人は自分の意見が無いと言うが、本当に無いのか、それか学んで考えるプロセスが面倒なのだろう。
FXでも安易に他人に頼ろうとするから、詐欺紛いのセミナー屋が蔓延り、安易に手を出す人が増えている。
日本で投資が一向に普及せず、投資=博打、投資家=ギャンブラー、という社会的な認識が未だに有り、
更には投資関係のサイトはアフィリエイトや詐欺まがいのものばかりで、Forex TSDなどの建設的な
議論を出来るサイトがほとんど無い、というのは、そこらへんに起因しているのではないだろうか。

自ら学んで考えるプロセスに対して怠慢だから画一性を望むし、出る杭は打たれ、更に内向きになる。
そうやって教育分野で国力が衰退すれば、他の分野に波及するのは当然で、全体的に国力は落ちる。
経済は一向に成長せず、安易な言葉に騙されて政治家を選ぶ訳だから、当然政治も停滞する。
そうやって悪循環に陥っているのが現在の日本なんだと思う。
高校や大学で競争や落第があまり無く、甘えてても卒業出来る教育環境ならば、人が育つはずが無い。
教育面を抜本的に変えられる、強力なリーダーシップを持った政治家が出てこない限り、日本の復活も無い。


と真面目に考えた週末だったが、それよりも今日の17:28~のポンド相場の方が勿論気になるw
変化が歓迎されない日本で、そうそう日本の教育システムが抜本的に変わる事は無いだろうし。
それより、何回か意見を送っても返事の無いTim Hortons、いい加減日本進出考えて下さい(´・ω・`;)
CAD$1程度で飲めたあのカプチーノ、懐かしい・・・。
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| 経済指標研究所 by 黒猫アイランド |
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