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CESIと通貨の相関性
2015-05-08 Fri 09:36
bandicam 2015-05-08 09-08-32-708

度々当ブログで取り上げているCiti Economic Surprise Index (以下CESI)。
市場予想と実際の指標の乖離を指数化したもので、Citiが算出している。

上記チャートの白線はEURUSD。
そして黄色は米国CESI(CESIUSD) - 欧州CESI(CESIEUR)。
2014年9月辺りから相関関係が顕著となり、USDEURに度々先行している部分も見られる。



bandicam 2015-05-08 09-09-53-895

しかし5年というスパンで見ると何とも微妙な精度になってしまう。
3回のQEが行われたのだから、それもそのはずだろう。
果たしてCESIは中長期の通貨予想に有効なのだろうか。


bandicam 2015-05-08 02-38-42-121

これは米国CESI - 豪州CESI(CESIAUD)とAUDUSDのオーバーレイチャート。
若干相関性があるようには見える。
だが豪州の指標は四半期毎にしか出ないものもあり、あまり有効なようには思えない。


bandicam 2015-05-08 09-13-08-141

次はEURGBPと(CESIEUR – CESIGBP)。
一見微妙なように見えるが・・・


bandicam 2015-05-08 09-13-18-667

GBPEUR(≒EURGBP反転)にしてみると、特に直近1年は相関性が高いように見える。


bandicam 2015-05-08 09-15-00-835

そこで直近1年だけを拡大してみた。
まあまあ、と言った相関性。


bandicam 2015-05-08 09-18-26-064

AUDCADと(CESIAUD – CESICAD)。


bandicam 2015-05-08 09-20-07-050

GBPCADと(CESIGBP – CESICAD)。


bandicam 2015-05-08 09-21-03-179

EURCADと(CESIEUR – CESICAD)。


bandicam 2015-05-08 09-24-21-260

EURNOKと(CESIEUR – CESINOK)。


bandicam 2015-05-08 09-27-30-728

GBPNOKと(CESIGBP – CESINOK)。



と、色々な通貨で単純にその通貨ペアとCESIを検証してみたが、何とも微妙なところ。
直近ではワークする事があっても、スパンを長くしてみると途端に相関性が低くなる事が多い。

2008年の金融危機後の相場だからワークしないのか、それともカーブフィットなのか。
ちなみに、本家CitiもEURUSDと(CESIUSD – CESIEUR)の相関性には着目している。(Velocity参照)
指標だけで為替の動向が決まる訳では無いが、参考程度にはなるのかも知れない。


 

と、最近「昔のブログの方がマニアックで良かった」と立て続けに言われたので久々にマニアックな記事でした。



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別窓 | 相場分析・アノマリー | コメント:2 |
スコットランド独立投票結果はいつ出て、どうポンドに影響するのか
2014-09-17 Wed 19:55

まず、投票締め切りは日本時間19日朝6時
一番重要なのは、いつどのような形で投票結果が出てくるのか、という事。
だが情報としてかなり不確定な部分があり、現段階でも確信を持っては未だ言えない。

今の段階で判明しているのは、
・正式な出口調査はどこも行わない
・テレビなどが投票締め切り後独自に結果予想を発表する事は有り得る
・スコットランドの32地区が集計結果を発表すると予想される時間帯はバラバラ

(Huffinton Postの記事)

という事。
ノース・ラナークシャーなどは現地時間午前2時、アバディーンは現地時間午前6時頃と予想されている。
それを日本時間に直すと19日午前10時~14時
19日は日本時間朝6時の投票締め切り~14時、15時頃まで気が抜けないという事になる。


さて次はどう短期~中長期で相場に影響が出るのか、という点。
今のところ独立が可決される可能性は大体2割程度といったところ。

某外銀が行ったサーベイによると、やはり独立可決の可能性は20%程度
否決となった場合、その後1ヶ月でGBPが横ばいで推移との予想が35%、
上昇する/分からないとの予想が25%となっており、積極的に買われる事は無さそうだ。
僅差での否決がコンセンサスであって、また将来いつかの時点で再度蒸し返される可能性が
非常に高いので、積極的にGBPを買いたいと思う市場参加者はあまり居ないのだろう

以下は様々な銀行のエコノミストやストラテジストの意見。

【JPMorgan】
・独立可決の場合、数週間で6-7%の下落は可能
・投機筋は本格的にGBPショートでは無い為、否決された場合は3-4%程度の上昇に留まるだろう
・独立否決の可能性60% vs 可決40%

【BNP Paribas】
・否決の場合、モデルはGBPがUSDとEURに対して最低でも1-2%上昇する余地があると示唆

 

【Citigroup】
否決ならばGBPUSDは1.6500付近へEURGBPは0.79以下へ
・独立可決の場合、GBPUSDは1.6000以下へ大きく売られるだろう
GBPUSDは1.56もしくはそれ以下に下落する可能性は排除出来ない

【Morgan Stanley】
・可決された場合は向こう12ヶ月でGBPUSDは1.46に向けて下落する可能性

 

【Nomura】
・可決となれば数日でGBPは5-10%する可能性


【Commerzbank】
・長期的に見て貿易加重でGBPが4%以上下落する事は考えにくい
・短期的にはGBPにとって有害な影響


独立可決の場合のシナリオを書いているところが少ないが、否決された場合は一時的に
1.65-1.67
可決された場合は一日に3%程度で中期で5-10%の下落といったところか。

スコットランド独立投票に関してよく引き合いに出されるのが1995年のカナダ・ケベック州の独立投票
1995年10月30日に投票が行われ、恐らく開票31日に集計結果が出た。
Forexliveの記事  FXStreetの記事

bandicam 2014-09-17 19-38-02-013

そして否決となり、その日にUSDCADは高値1.3725 → 安値1.3345と380pips(-2.77%)もの値幅に。
GBPは現在ロングポジションがほとんど整理された事もあり、ケベック州独立投票結果は参考になりそうだ。
可決ならば1日で3%程度、値幅にするとGBPUSDで最大で400、500pips程度の下落になるだろうか
その後の不透明感が強い為、否決された場合の上昇幅はそれよりマイルドになると思われる。
200、300pips程度、GBPUSDで1.6500~1.6700辺りまで戻すのがやっとだろう。
CitigroupやBNP Paribasの見方は参考になる。


さて、あと48時間後には既に結果が判明して大きく動いているはず。
出口調査の件もyes/noに関してもかなり不透明感が強いが、逐次情報をアップデートして臨みたい。



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別窓 | 相場分析・アノマリー | コメント:6 |
EURCHFの1.2000のフロアは割れるのか
2014-09-06 Sat 22:20

bandicam 2014-09-06 16-22-11-518

上のチャートはEUR/CHFの週足チャート。
2013年5月にフロア引き上げの噂やユーロ圏の債務危機が一服した時からジリ安が続いている。
過熱感はあまり無く、従って大幅な反発も期待出来ない

そもそも何故スイスフランの需要があるのか。

①質への逃避
従来より円やフランは安全通貨とされ、有事の際や金融危機が起きた際には選好されてきた。

②地理的な優位性
フランス、イタリア、オーストリア、そしてドイツという大国に隣接しており、
何かあった際には資産や資金を移しやすいという地理的なメリットがある。
また、ドイツ語・フランス語・イタリア語が公用語であり、言語的なメリットがある。

③世界的な過剰流動性
FED、ECB、BOJというG3の中央銀行が未曾有の量のマネーを供給している。
世界各国で見られている事象だが、都市部の不動産にマネーが流れており、中央銀行は苦慮している。
スイスも同じで、ジュネーブやチューリッヒ、リゾート地を中心に局所的なバブルが起きており、
UBS不動産バブル指数は6月末時点で1.24まで上昇している。(2がバブルらしい。)
www.praevidentia.com/FXweekly201403CHF.pdf
bandicam 2014-09-06 16-43-58-647

④ディスインフレ(デフレ)、実質金利
スイスの中央銀行SNBは政策金利である3ヶ月物LIBOR誘導目標を0.00~0.25%に設定している。
だがCPI y/yは一向に上昇せず、先月発表された分も0.0%と物価は停滞気味だ。
特にデフレに見舞われれいる国の場合、自国通貨高になり易いとされる。
それは【長期国債利回り】 - 【インフレ率】とされる実質金利が高い(少なくともプラス圏)為だ。

スイスの場合は、【0.485%】 - 【0.0%】= +0.485%
bandicam 2014-09-06 17-06-22-279

ドイツの場合は【0.982%】 - 【0.8%】= +0.128%
bandicam 2014-09-06 16-55-41-649

※仏、伊、西あたりは大幅にプラス。(分断化とかの話は省略。)

欧州は統一的な債券の利回りが無いのでややこしい。
少なくとも、実質金利がプラスな時点で選好され易く実質金利がスイス>>ドイツ
という事はマネーもドイツからスイス、つまりEURからCHFへ流れ込み易い環境にはある。
(一方、日本の場合は実質金利がマイナスになったので円の魅力は大幅に削がれた。)


まとめると、マネーが溢れる中で実質金利がプラスでドイツよりも高く、更には有事の際に強い
スイスフラン建てで利回りが良く値上がりもする、地理的に近いスイスの不動産はかなり魅力的
、という事だ。
①および②は、欧州債務危機が一服した事から既に過去のものとなった。
が、過剰流動性相場は終わるどころかECBがQEに近いものを始めてしまい、日銀のB/Sも膨張を続けている。
物価が上昇するような気配は感じられず、実質金利がプラス圏で推移する状況は解消されそうには無い。
環境としてはまだまだ、SNBにはアゲインスト、つまりスイスフランには有利な状況が続くだろう。


一部の話として、理事会を待たずにマイナス金利を導入する可能性もある、との噂は聞く。(あくまで噂。)
また、一時的に1.2000のフロアをブレイクさせ、ストップや利益確定を全て吐き出させ、
その上で直ちに1.2500へフロアを引き上げる可能性もある、との噂まである。(同上。)

bandicam 2014-09-06 16-18-23-127

8月1日~本日9月6日までに新しく購入されたオプションの状況を見ると、更なる下落に備える動きも多い。
1.2000~1.2020辺りのプットオプションが物色されているようだ。


市場は段々と1.2000ブレイクへの準備をしており、恐らくSNBも準備はしているだろう。
ECBが更にマイナス金利化を進め、QEに近いものまで始める中、SNBがマイナス金利にするだけでは心もとない。
3ヶ月物LIBOR誘導目標をマイナスに変更したとしても、効果は一時的になる可能性が高い
となるとフロアブレイク、そしてその後の一段の措置を想定しておくべきだろう。

金利は大幅にマイナスに出来るはずが無いので、劇的な政策としてはフロア変更しか無い
その場合は、何度も噂になっては消えた1.2500が現実的な目標ではないか。

ちなみに2011年9月のフロア設定の際、23時間前にスイス銀行協会には
万が一の場合はフロアを設定する、と伝えられていたらしい。 (forexliveの記事)
また、当日は何故か地元の銀行がEUR/CHFを買っていたとの噂もある。
となると、アンテナを広く張っておけば何か変化の兆しは見えるのかも知れない


最後に、ペッグ設定の際のEUR/CHF 1分足チャート
1分間で550pips上昇し、その後10分で400pips程度更に上昇
今見ても恐ろしい・・・

Sept 6 2011 on peg announcement



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別窓 | 相場分析・アノマリー | コメント:7 |
ボラティリティの低下が止まらない・・・
2014-06-03 Tue 16:34

bandicam 2014-06-03 16-03-26-788

JPモルガンが算出しているG7通貨のボラティリティ指数
見れる範囲で過去最低を記録した07年6月5日の5.73まであとほんの僅か
6%台を割る程の低ボラティリティは過去の相場からすれば異常としか言い様が無い。
1992年~の平均が10%台半ばなので、現在の相場は酷い有様だ。

チャートを見る限り、長期的に見ると何かのキッカケで上昇に転じ、そして長い下落傾向が続く
VIXと同じ性質を持つと考えれば平均回帰する傾向が有り、高止まりする事は無い。
つまりは何か大きなショックが起き、続いて連鎖的なショックでも起きない限りは上昇が見込みづらい
2006年に5.73%という最低値を付けた後に上昇に転じたのはパリバショック~の一連の危機のせいだ。

このJPM G7ボラティリティ指数というのは、3ヶ月物ATMFボラティリティに基いて算出されている。
上昇トレンドに転じるには、中長期的に大きな連鎖的な変動を市場参加者が見込む事が必要になる。
果たして現段階で何か大きな変動が予想されるイベントが考え得るだろうか。
可能性としては色々あるものの、正直言って自分は全く考え付かない。
Fedが利上げを開始すれば多少動き始めるかな、という程度だ。

asas

http://www.forexticket.com/en/tools/02-01-volatility
このサイトで、通貨の1日の変動幅の傾向がどうなっているか確認が出来る。
右上のVolatility in pips…はGMT表示。(+9時間で日本時間。)
左の紫色の背景で表示されている通貨ペアをクリックするとそのペアの変動幅が表示される。

例えばUSDJPYだと、去年6、7月に1日平均140pips動いていたのが今は50pips程度
EURUSD、GBPUSD、AUDUSD、NZDUSDなんかも大差は無い。
実にアホらしい相場だ。


張り付いていても徒労に終わる可能性が高いので、よく動く時間帯だけを確認して、
他の動かない時間はパソコンから離れるのが一番良いのでは無いか。
または、逆にボラティリティの低い時間帯を狙って朝スキャのようなEAを組むのも良いと思う。


待つのも相場。
無理してトレードしてスタイルを崩して退場するのが一番馬鹿らしい

低ボラティリティ相場は未来永劫続く事は有り得ないので、どっと構えて居るべきだろう。



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別窓 | 相場分析・アノマリー | コメント:2 |
ヒートマップから今年の株式・円相場の行方を予想してみる
2014-01-10 Fri 01:29

夏は円高になりやすい、など相場には多少なりとも傾向がある。
それを見やすく一纏めに表したのがヒートマップというもの。

例えばドル円の2008~2013年分だと下図のような感じになる。

USDJPY HM 2009 to 2013

直近5年だと明確な傾向が有り、4~9月は円高7月は特に円高が顕著
10~3月は円安傾向が読み取れ、特に12月、2~3月はその傾向が強まっているのが分かる

但し、これはあくまでも直近5年の大まかな傾向なので、必ずしも今年同じような傾向が発生するとは限らない。
事実、昨年に円相場が円高になったのは6月と7月だけで、大きく円安になったのは1月と11月だった。

では直近10年分はどうなのか。

USDJPY HM 2004 to 2013

今度は平均的に7月~11月は円高2月~6月は円安になりやすいという傾向が示された。
直近5年分の傾向と合わせると、7~9月は円高傾向2~3月は円安傾向がハッキリしているという事か。


ある程度円相場の傾向を掴んだ上で、日経平均(NKY)と米S&P500(SPX)のヒートマップも確認しておきたい。

NKY HM 2009 to 2013

SPX HM 2009 to 2013

“Sell in May and go away, come back on St. Leger Day”
今年のSt. Leger DayというのはSt. Leger Stakesという競馬の世界最古のクラシック競争らしい。
今年は9月14日に行われるので、5月に株を売って9月14日に買い戻せという事になる
(sell in Mayについて前に検証した記事 http://kuronekoislandfx.blog.fc2.com/blog-entry-23.html)

以前検証記事を書いたが、sell in Mayというのはある程度は当たっている
直近5年分を見ると、S&Pは5、6月に落ち込みやすく7月は回復して再度8月に沈みやすい
日経平均も同様に5月は売られやすが6、7月は上昇傾向が見られ、8月にまた大きく売られやすい
総合すると、日米株は5月に大きく売られやすく、再度8月に売られやすいという傾向があるみたいだ

 

最後に3つの要素のヒートマップを総合して見てみよう。

まず1月は小幅な株安で10年間で見ると小幅円高傾向。
2、3月は5年、10年スパンで見ても円安・株高傾向が顕著だ

4月も明確な株高の傾向が見られるが、直近5年に限れば小幅な円高傾向で10年スパンだとほぼフラット。
5月は円高株安になりやすく、6月は何とも言い難い。

7月は米株の上昇が鮮明だが明確な円高傾向を受けてか日経平均は小幅上昇に留まりやすい。
8月は5月と同様に円高株安の傾向が顕著で、やはり5月と8月は1年で最も注意すべきだろう
9月は米株の上昇傾向が目につき、日経平均もそれに引っ張られるが為替は円高になりやすい。

10月からは米株が上昇しやすいが日経平均や円相場はほぼフラット傾向。
だがようやく11~12月には円安株高傾向がハッキリとしてくる



さて、今年の相場は経験則に当てはまるような展開になるだろうか。

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